パラ陸上プロジェクト始動🏃♂️💨
(車椅子選手たちの練習風景)
1月2日水曜日からスタジアムへ行き始め、いよいよカンボジアパラ陸上プロジェクトが本格始動しました!
約9ヶ月ぶりの選手たちとの再会(^^)
みんなの元気な姿と素敵な笑顔をまた見ることができて、とても嬉しいです❤︎
JICA短期ボランティアとして、彼らの力になれるように3ヶ月間がんばりますᕦ(ò_óˇ)ᕤ
今日は私たちがどのような活動をするのかを紹介します。
パラ陸上プロジェクト
主な私たちの取り組みは2つです!
一つは、年に一回開催されるパラ陸上競技会の開催。
もう一つは、パラ陸上選手の練習内容や練習計画改善による競技力向上です。
パラ陸上競技会
(2018年3月に開催したパラ陸上競技会の様子)
パラ陸上競技会は、これまでハート・オブ・ゴールドとJICA短期ボランティアがカンボジアパラリンピック委員会と協力して、2大会開催してきました。
今回は第3回大会開催を通して、現地パラリンピック委員会が競技会を自走させるための基盤を作っていきます。
金曜日には、パラリンピック委員会のスタッフとミーティングを行い、前回に引き続き協力して開催準備を進めていくことを確認しました!
パラ陸上選手競技力向上⤴︎
(コーチが選手に指導している様子)
もう一つの取り組みは、パラ陸上選手の競技力向上です!
前回の派遣後から、ナショナルチームのコーチがパラ選手の練習もみてくれていると聞いていたので、まずは現在の練習の様子を確認👀
朝7時前に到着した時点で、すでに走り始めている選手もちらほら。
さらに夕方も、16時半から18時頃まで練習しています。
カンボジアの選手たちは、みんな真面目で頑張り屋さんな方が多く、毎日強度の高い練習メニューに全力で打ち込んでいます。
トレーニングの原則を理解した上で、効率よい練習ができるように、日々の練習で選手・コーチとコミュニケーションを取るとともに、ワークショップで理解を深める時間を作る計画中です!
最初の1週間は、選手とコーチの練習状況を確認してきたので、次の1週間ではコーチと話し合いながら、これからの練習計画を一緒に立てていきます!
(前回競技会開催時のスタッフ集合写真)
競技会準備と選手強化面で、やることはたくさんあるので、一つ一つ確実に、コーチやパラリンピック委員会スタッフと相談しながら着実に進めていきたいと思います!!
2019.01.06 Hikaru
スポーツを通じた国際開発とは…?
(2018年8月スポーツを通じた国際開発学に関する3大学連携プロジェクト「Global Master's Programme」の学生&先生との写真)
あけましておめでとうございます!
2018年は大学を卒業し、大学院に進学して環境がまた変化した1年でした。
お世話になった皆さん、ありがとうございましたm(_ _)m
2019年もよろしくお願いいたします!!
「スポーツを通じた国際開発」とは…?
大学院ではスポーツ国際開発学共同専攻で、「スポーツを通じた国際開発」というものを学んでいます。
スポーツ国際開発学は、教育、ジェンダー、貧困、健康、平和構築など社会課題の解決に、スポーツを通じて貢献しようとする学問分野です。
(2018年12月に行われた「スポーツ国際開発」国際シンポジウム)
幼少期からテニスばかりしてきて、競技としてのスポーツの側面しか見てこなかった私が、この分野に引き込まれていったのにはあるきっかけがありました。
それは大学2年の時、「ホームレスワールドカップ」の創始者メル・ヤングさんのお話を聞いたことでした。
そこで、スポーツが逆境に立ち向かおうとする人の心を動かす大きな力をもつことを教えてもらったのです。
スポーツが持つ可能性に感激して、私もスポーツの力で、発展途上地域で困難と立ち向かいながら生活している人たちに貢献したいと思うようになりました。
(2018年9月空き地でクリケットをする少年たち)
しかし、学んでいくほどに私の中で様々な葛藤が生まれてきました。
スポーツは何かのきっかけとしては有効なツールになりうるかもしれないけれど、貧困など社会課題の根本的な解決に対してはどうすることもできないのではないだろうか…、と。
正直なところ、今も迷いながら自分なりの答えを模索中です。
それでもやはり、スポーツだからこそできることもあると再認識させられた記事を紹介します。
スポーツにしかできないこと
2018 年12月17日にアスリートの社会貢献活動を表彰する「HEROs AWARD 2018」が行われました。
そこで特定非営利活動法人ハート・オブ・ゴールド(https://www.hofg.org/)の代表理事を務める、有森裕子さんが表彰されました。
有森裕子さんはマラソンの五輪メダリストで、引退後は各地でマラソン大会を開催して、カンボジアで地雷により手足を失った人たちに義足を贈るためのチャリティ活動を行うなどしています。
以下、「HEROs AWARD」に関する有森さんの記事を一部引用します。
スポーツにしかできないこと
また、最後に有森氏が社会貢献活動をしていこうとしたタイミングで、一人の医療従事者に言われたことが、大きなモチベーションとなったことを明かした。それは、以下のようなメッセージだった。
「医療、物資は、緊急事態で人を助けられる。ただ、やはり大切なのは、ひとりひとりの内なる生きる力を支え、つくり、応援すること。それが唯一できるのはスポーツなんだ。スポーツを通して、人から応援され、内なる生きていく力を身につけること。これはスポーツしかできない。(以下省略)」《大日方航》
パラ陸上プロジェクト
(2018年4月かすみがうらマラソンにて有森裕子さんと)
私は今、有森裕子さんのハート・オブ・ゴールドで、障がい者スポーツプロジェクトに携わらせていただいています。
パラ陸上に取り組む選手たちにとって、スポーツは彼らの生きがいになっています!
ただ、そこには課題もたくさんあります。
今回この3ヶ月という期間で、彼らに何か残して帰れるように頑張ります💪
2019.01.05 Hikaru
カンボジア生活START
クリスマス翌日..✈🎄
12月26日から人生2度目となる、カンボジアでの生活が始まりました!
今年の3月以来なので9ヶ月ぶりのプノンペンです!
前回同様、JICAの短期ボランティアとしてカンボジアの障がい者支援を「陸上」を切り口に活動していきますᕦ(ò_óˇ)ᕤ
(前回の活動の様子はこちら「筑波大学×カンボジアパラ陸上 university of tsukuba×cambodia para athletics」のFacebookページからご覧いただけます!)
今回行う3カ月間の活動の様子や、カンボジアでの生活などをこれからこのブログでゆるーく報告していきたいと思うので、興味のある方は見ていただけると嬉しいです^^
第一弾となる今回はまず、私の活動場所であるプノンペンの様子と、到着後の流れに沿ってこれから行う活動内容をざっくりと紹介したいと思います(^^)/
プノンペン
カンボジアの首都プノンペンは、高層ビルも立ち並び始め、スーパー(プノンペン市内には最近イオン第2号店がオープンしたそうです!)やレストラン(クメール料理のみならず、日本食・インド料理・中華料理・韓国料理などなど)もあり、不便なく生活できるかなりの都会です!
道路には、たまに荷台に人が何人も乗っていたりする車や、1~3名ほどで乗っているバイク、トゥクトゥクという三輪バイクタクシーが雑然と行き交っていて、かなり交通量が多い”THE東南アジア”の雰囲気(私の勝手なイメージですが)を感じることができます💨
基本的に大きいもの優先で、交通ルールはあってないようなもの。。
2度目とは言っても、この道を歩くのに慣れるまでは少し時間がかかりそうです。
JICAオリエンテーション
到着後の2日間は、まずJICA事務所にてオリエンテーション。
健康管理や安全管理、活動に際しての注意事項などの確認を行いました。
プノンペンはすり被害多発地域です。
すられない為の対策、すられそうになった場合の対処方法など、しっかり教授していただいたので、気をつけて行動したいと思います。。
万が一のことが起こった場合の対策などを聞いて、かなりびくびくしていますが、この3ヶ月間活動に従事するためにも、安全に、無事に、元気に活動を終えられるように頑張ります!
ハート・オブ・ゴールドでの活動
2日目のオリエンテーション後、活動先である特定非営利活動法人ハート・オブ・ゴールドへご挨拶に行ってきました。
ハート・オブ・ゴールドは、「スポーツを通じて国境、人種、ハンディキャップを超えて希望と勇気の共有を実現」(HPhttps://www.hofg.org/より抜粋)することを目指して、1998年より発足した、元マラソンランナー(バルセロナ銀、アトランタ銅メダリスト)の有森裕子さんが代表理事を務める認定NPO法人です。
ハート・オブ・ゴールドについては、また別の記事で詳しく紹介したいと思うので、興味のある方は是非ホームページをチェックしてみてください↓
ハート・オブ・ゴールドでは、主に体育科教育支援、障がい者スポーツ支援、アンコールワット・ハーフマラソンなどのプロジェクトを行っており、私はそのうちの「障がい者スポーツ支援」の活動に携わらせていただきます!
パラ陸上支援
主な活動内容は、パラ陸上選手の競技力向上とパラ陸上競技会の開催です。
私たちが活動できるのは3ヶ月という短い期間なので、私たちの帰国後も持続性のある取り組みとなることが一つの目標です。
競技力向上に関しては、選手への指導のみならずコーチ陣の指導力UPを!
競技会開催に関しては、パラリンピック委員会やパラ陸上連盟のスタッフが主体となって企画準備から開催までをできるように!
現地の方をたくさん巻き込んでいきたいと思います💪
週明けの12月31日からいよいよ活動開始です!
(※カンボジアのお正月は4月なので、International New Yearは特に年越し感はないそうです!)
選手のみんなに久しぶりに会えるのが楽しみ^^
気合い入れて頑張ります(^o^)/
(今年3月の活動時、練習後の選手と一緒に☺)
2018.12.30 Hikaru