量より質!という考えも。

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練習量をこなすだけで、ただがむしゃらにやりこみ過ぎると、怪我につながったり、疲労が蓄積してしまい練習しているのに逆にパフォーマンスが低下したり、、

一生懸命頑張っているのに、頑張り方を間違えてしまっていると、良くなるものも良くなりません。。

 

意識する

 1つの動作をとっても、ただ何も考えずにその動作をするのと、なんでその動作をするのかを理解した上で、力の入れ方や動かし方を意識しながら取り組むのとでは、その効果も変わってきます(←トレーニング6原則の1つ意識性の原則)。

筋トレで、今この筋肉を鍛えている!筋肉頑張れー!と筋肉に話しかけたり、その部位に刺激を入れながらトレーニングするのも、その効果を上げる1つと言えると思います。

これは、スポーツに限ったことではないですね!

 

カンボジアのパラ陸上選手は、朝1~2時間、夕方1時間半ほどの練習を、週6日取り組んでいます。

ちょうど1年ほど前から、NOCC(カンボジアオリンピック委員会)のコーチが、パラ選手も見てくれるようになって、選手同士声をかけ合いながらとても良い雰囲気で日々練習しています!

 

やり過ぎ注意⚠︎

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今週は、コーチ陣が別のお仕事(軍入隊の選抜?)の為、数日不在だったので、私と一緒に活動しているももかが代理コーチとしてメニューを組んで練習しました。

練習後に選手の1人が、「いつもは、朝も夕方も強度が高い練習をして体の調子が上がらなかったけど、今は調子が良い感じだよ!」と言っていました。

 

コーチも考えて練習内容を決めているのですが、どうしても負荷がかかりすぎていて、休息が足りていない様子です。

 

スポーツ科学的知識の重要性

陸上のスプリント選手の場合、スピードを出す為の練習+スピードを維持するための練習+調整(ウェイトや強度軽めの練習、あるいは休息)の練習サイクルが効果的と言われています(私は陸上素人なので、ももか先輩に日々教えてもらいながら勉強中…!)。

今、こうしたスポーツ科学的な知識の重要性を再認識しています。

 

あとは、大学の講義で習ったトレーニングの原理・原則が根本にあるということ。

最初に触れた意識性の原則とか、過負荷の原則とか、あるいは負荷かけた後の適切な休養によって筋肉が超回復して以前よりもパワーアップするから適度な休養が大事だよーとか、、

 

ちなみに、トレーニング6原則とは…

1. 意識性の原則、2. 全面性の原則、3. 個別性の原則、4. 漸進性の原則、5. 反復性の原則、6. 過負荷の原則

以上の6つです!

 

今の時点で、コーチや選手がどこまで理解しているかというと、かなり怪しげな部分が多そうなので、一生懸命な頑張りを無駄にしない為にも、結果につながる頑張り方を伝えていきたいです。

まずは、コーチに!そして、選手へ!

 

質を高める!

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こういうのって、陸上とかテニスとか、スポーツに限ったことではないと思います。

私はあまり要領が良い方ではないので、時間かけてじっくり試行錯誤しながら我慢強く?というより気長に?取り組むタイプです。

このタイプを全否定するつもりはないですが、間違った方法でがむしゃらにやっていても、いつまでも出口が見えてこないことも…。

(逆にそのプロセスで発見することもありますが。)

知識を少し積んだり、ちょっとした工夫や取り組み方を変えるだけで、簡単に解決できることもあります。

 

頑張ってやってるのに…、量はたくさんこなしてるのに…、時間かけてやってるのに…、なかなか結果がでない。

でも、正しいやり方や知識を勉強したら、案外スッと解決しちゃった。みたいな。

 

選手たちが毎日一所懸命に練習に打ち込んでいるからこそ、その努力を最大限結果に結び付けたいと思っています。

今はその努力が真っすぐゴールにつながっていないような何とももどかしい状態。

不器用だからその分ひたすらがむしゃらにやる!というのは嫌いじゃない(自分がそうなので…^^;)ですが、トレーニングに関しては原理・原則に基づいて科学的な理論を軸に取り組むことで、頑張りが報われるものだと思います。

質の高い効果的なトレーニングを行うためには、基礎的な知識は不可欠です。

 

いかに質の高い練習を継続できるか。

 

そのためのベースをこの3ヶ月で作りたいと思います!

コーチ向けのワークショップを来週開催するので、まずはそこから一歩ずつᕦ(ò_óˇ)ᕤ

 

2019.01.19 Hikaru